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札幌市東区 逮捕 交通事故の証拠隠滅 | 刑事事件の弁護士ならあいち刑事事件総合法律事務所

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札幌市東区 逮捕 交通事故の証拠隠滅

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 札幌支部

 

証拠隠滅罪について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部が解説します。

札幌市東区に住むAさんは、車の助手席に妻Bさんを乗せ運転して帰宅途中、横断歩道上を横断していたVさんを車ではねその場から逃走するひき逃げ事故を起こしました。Aさんはその際、車がガクッと揺れ、ドンという大きな音がしたことから「人をはねたかもしれない」と思いましたが、周囲に人はおらず「誰も見ていないだろう」「このまま逃げればばれない」と思ってその場を立ち去ったのです。AさんとBさんは帰宅後、車の状況を確認したところ車のフロント部分が大きく損壊しているのを確認しました。Aさんはこの状況を見ながらBさんに「ひき逃げしたこと誰にもいうなよ。」と語気鋭くして脅しました(①)。そして、Aさんは翌日、車を近くのディーラーにもっていき、店員に「物にぶつけてしまった。」などと嘘を言って修理を依頼し、損壊部分を修理してもらいました(②)。Aさんは帰宅後、Bさんから「そんなことして大丈夫なの?」「証拠隠滅罪には問われないかしら?」と言われました。それに対し、Aさんは「証拠隠滅罪は自分の罪に関しては成立しないから大丈夫だよ。」と言いました。ところが、Aさんは後日、北海道東警察署に過失運転致傷、ひき逃げの罪(救護措置義務違反、事故報告義務違反)で通常逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

~ Aさんに証拠隠滅罪は成立する? ~

証拠隠滅罪は刑法104条に規定されています。

刑法104条
他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。

「証拠」とは物証(物的証拠)に限られず、人証、すなわち刑事裁判における証人、あるいは捜査段階における参考人も含まれます。
「隠滅」とは、物理的に滅失させるだけでなく、証拠の顕出を妨げ、若しくはその価値を滅失・減少させる全ての行為をいいます。
したがって、参考人や証人が捜査機関に出頭しないよう匿うことも「証拠」「隠滅」に当たります。

以上を前提に本件で問題とされる①と②について検討します。
まず、①についてですが、Bさんはひき逃げ事故を目撃した目撃者として刑事事件における証人になりえます。つまり「証拠」に当たります。そして、AさんがそのBさんに対して「ひき逃げしたこと誰にもいうなよ。」と言う行為は上記からすると「隠滅」に当たるでしょう。
次に、②についてですが、車の損壊は物証としての「証拠」に当たります。そして、これを事情を知らない他人を介して修理させる行為は「隠滅」に当たるでしょう。

以上、①、②については「証拠」「隠滅」という要件は満たし、証拠隠滅罪は成立するかのように思えます。
ところが、上記の規定を見ていただければお分かりいただけるように「証拠」は

他人の刑事事件に関する

という条件がついています。
ここで「刑事事件」とは、現に刑事被告事件として刑事裁判中の刑事事件に限らず、将来刑事被告事件となる可能性のあるもの、すなわち、現に捜査機関により捜査を受けている刑事事件、あるいは、未だ捜査機関に発覚されていない捜査前の刑事事件も含まれます。
しかし、「他人」とは、自己・行為者以外という意味で、自己の刑事事件に関する証拠は「証拠」に含まれません。

したがって、Aさんには証拠隠滅罪は成立しません。
犯人が逃げ隠れしても罪に問われないのと同様、犯人が自己の刑事事件に関して証拠を隠滅しないことを期待するのができないからです。

なお、過失運転致傷罪とひき逃げの罪には問われます。
つまり、Aさんは交通事故を起こしたにもかかわらず、交通事故現場で車を直ちに停止させ、Vさんを救護する措置を取り、かつ交通事故の状況を警察官に報告するべきでした。にもかかわらずそれをしなかったわけです。

~ Bさんは? ~

では、Bさんは証拠隠滅罪に問われないでしょうか?
Bさんから見ればAさんの事件は

他人の刑事事件

ですが、Bさんが隠滅する対象はAさんで、被疑者であるAさんは「証拠」には含まれません。
したがって、Bさんにも証拠隠滅罪は成立しません。
しかし、犯人隠避罪(刑法103条)に問われる可能性があります。

刑法103条
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者(略)を蔵匿し、又は隠避させた者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。

もっとも、本件の場合、Bさんの行為が「蔵匿」、「隠避」に当たるかは詳細に検討する必要があります。
また、仮に「蔵匿」「隠避」に当たり、Bさんが犯人隠避罪に問われることになっても、Aさんにとって親族に当たりますから刑が免除される可能性があります。

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